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Cro.netの住人、徒然なる日々
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最近描いてた系をもっさり。途中で力尽きたのもフクメ
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あけましておめでとうございます。今年もどうぞ、よろしくお願いします。 in 2014

どうにも、更新するためのパスワードを調べるパワーが湧かず、夏コミも本を出しながらも一切の情報を上げるわけでもなく、本を読んでいても感想を纏めるわけでもなく、ずっと放置してしまっておりました。
今更ながら、夏コミ時にサイトを確認してくださった、方々申し訳ございませんでした。
ちなみに冬コミは落ちていました。ガックシ。

絵は6月くらいに描いたものです。とりあえず年賀状代わりに。何れ背景をどうにかしてちゃんとしたイラストとして上げたいなと思う期間はとうに過ぎ、まぁこんなんです。
一月はそれまでに描いた残り数点のイラストを上げていこうかなと思ってます。

とりあえず、今後の予定。

1.小説関係(読む側)
結局去年、途中で諦めてしまった感があるので、どうにか今年は読んだ本の感想を頑張りたいです。冊数はあまり気にせずにどうにかこうにか。今は『電気サーカス』というハードカバーの小説を読んでます。

2.絵関係(同人含む)
とりあえず、友人達とネーム交換同人誌をコミ1で出す予定です。
内容は『艦コレ』です。他イベントは追って連絡をば、
あと、落書きも適当に更新するつもりです。こちらは頻度を落とさないように頑張りたいです。

3.小説関係(書く側)
去年の目標で『小説を書く』ってのを目標にしていたんですが、如何せんキリの良いところまで完成しませんでした。ガックシ。しかし、今年にはなんとか出来そうなんで、突然サイトに小説を載せ出すかもしれません。目標は『小説家になろう』というところに載せることですが。なんで内容は俗に云う『なろう系』なネトゲ小説です。一話目の半分くらいまで完成。まったり頑張ろうかと思います。


そんなんで、
今年もどうぞ、よろしくお願いします。

034c49ed.jpegということで、前日の続きの本の感想をば、

1.少女は卒業しない 朝井リョウ

 少し前から書店でこの作者の名前を見かけるようになり『霧島、部活やめるってよ』や『チア男子』がメディア化したりで、今波に乗ってる作者さん。話題作はそこそこ読むようにしていて、何れ読まなきゃなぁくらいに思ってるときに、図書館で見かけたんで借りました。本当は『霧島、部活やめるってよ』が読みたかったんですが、そっちがその時置いて無かったので次に読みたかったこっちにしました。あと、この作者さんは小説すばる新人賞でのデビューみたいだったんで、その辺も読もうとした理由です。すばる賞は(大人が思う)今の若者ってこういうこと考えてるよね、みたいな、ちょっとした危うさと初々しさと拙さを押しだした作品が多く、個人的に大好物だったりします。
ということで、本の感想ですが、ん~、面白かったは面白かったんですが、ちとパワーが足りなかったって感じでした。内容は卒業を前にした少女達の短編集で、題材としては大好物だったんですが、如何せん文章が。。。いや、ヘタとか読みにくいってことじゃないんです。以前のすばる賞をいくつか読んでいると、どうにも真新しさが無く、この手の小説だと良くあるな、って思ってしまう文章なのが残念でした。
本当この辺は捻くれた僕の感性の問題なんで、全然人に薦めるには良い本です。


2. 夏への扉 ロバート・A・ハインライン

 書店で本を探す時、『幻想文学』なんて棚に書いてあれば良くその辺をウロウロするんですが、大体『幻想文学』棚の隣くらいにいつも置いてあるのがこれ『夏への扉』でした。あと、お勧めのSF作品なんたら、ってスレのまとめ見てても、良く目にしてました。ま、なんで有名なんだろうな、くらいの気持ちでとりあえず図書館から借りて読みました。
いや~面白かったです。内容もさることながら、もう序章あたりの下りでやられましたよ。

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。(「BOOK」データベースより)

「トンネルを抜けるとそこは雪国でした」じゃないですけど、こういうオシャレで想像力豊かなの持ってこられて好きにならないはずがないです。主人公の一人称語りで、斜に構えた感じなのも良かったですね。
内容についてはここではあまり触れないようにします。(その方がどんな本か想像つかないから良いでしょう。自分自身も読むまでどんなジャンルか想像つかなったんだから)ただ、『シュタインズゲート』だとか好きな人には是非お勧めです。それと何より猫が好きな方に。
今調べて知ったんですが、これが1956年に書かれたって思うと、尚更驚きです。


3. 小川未明童話集 小川未明

 日本のアンデルセンと言わしめた童話作家。小川未明の童話作品集です。
なんで読もうと思ったかというと、きっかけはラジオの朗読でした。月曜深夜0:30からA&G+で放送中の能登さんの朗読ラジオ。この放送の一回目に読まれたのが小川未明の作品『野ばら』でした。能登さんの声+バックで流れる優しい音楽とダブル癒しを食らいながら、最初は何気なしに聞いてたんですが、途中で「いや、この作品、なんか知ってるぞ」ってなりまして詳しく読んでみようと購入。
やはり小さい頃映像で見た作品と同じでした。他にも『時計のない村』だとかもやはり映像で見た記憶があるので、もしかしたら小川未明映像作品集みたいのがあって、それで見たのかもしれません。
内容はとても良かったです。童話って云われると一見子供っぽい作品かと思われますがこの未明さんの作品のメッセージは子供に対してというより、大人へのメッセージが多く、『キノの旅』なんかが好きな人は良いんじゃないでしょうか。
『眠い町』『月とあざらし』そして何より『野ばら』なんかが好きでしたね。
『野ばら』は今でも読むと能登さんの声と一緒に、おじいさんの夢に見た光景が頭に浮かびます。(ちょっとロマンチックに〆)


4. 容疑者Xの献身 東野圭吾

 直木賞を取って映画化もした、今やお茶の間のヒーロー「ガリレオ」こと湯川教授を主人公とした推理小説。東野圭吾さんの作品は有名すぎて逆に避けていたところがあったんですが、ガリレオシリーズドラマ化二弾をやるということで、良い機会だと思い古本屋で購入。
感想はなんというか、悔しいです。うん本当悔しい。サスペンス物は警察の見下してる感じと、ベタベタな血みどろ人間関係が、かなり苦手で、この本も読んでるときは何度も途中で置こうと思ったんですが、まぁ最後まで読んで良かったです。面白かったです。読んでる途中は、読み終わったらどんな罵詈雑言をぶつけてやろうか、ということばかり考えながら読んでいたんで余計悔しいです。全然面白かったんで余裕で悔しいです。内容はもうほとんどの人が知ってるんだろうなと思うんで割愛します。とりあえず、読んで損はしないですよ、面白ですよ、とだけ言っておきます。


と、そんな感じで、これで五冊。
あと、二冊。詩を入れるなら三冊。。。
この感想は文章を書くのが遅い自分が、如何に素早く文章を書けるようになるかという訓練も含んでやってるんですが、中々早くならないですね。もっと読んで書かないと駄目ですね。

がんばるぞー!!

ではでは~

908ce275.jpeg こうして人は更新を止める。。。

 はい、ということで気付けば季節は春。そして来月からは夏。今年も12分の5(きれいに割れない)が過ぎてしまいました。去年はゲームのせいにしてたけど、結局ゲームが無くても絵を描かないことが分かった今年の、こっちは諦めたくない本の感想コーナー行くぜ~(覚えてる限り)
ちなみに絵はアイカツです、アイカツのつもりです。斜線とかスミ入れの練習みたいな。

1.バンク!―コンプライアンス部内部犯罪調査室 高村透

 本を作るには編集者と云う人間を通す以上、それぞれのレーベルの作品にはある似た雰囲気が漂うものである。そしてそれはこの本のレーベルであるメディアワークス文庫でも同じ。いくつかのこのレーベル作品を読んだ人だと分かると思うが読み進めていくと、彼ら編集者の独特の癖というものが、見えてくる。いや、なんとこのレーベルの場合、見えるどころか口癖まで聴こえてくるようになるのだ。曰く、彼ら編集者が作家に向かって云う口癖はこうであろうと

「とりあえず、今の職業、あるいは経験した職業をネタに一冊書いてみましょうか?」

ってね。
マンガタイム系列かい!! って聞きたくなるほどメディアワークス文庫は結構な率で経験談を元に小説を書かせるのだ。この高村透さんは以前、劇団の脚本を経験していたということで、前作の『金星で待ってる』は劇団の話。 そして今回の『バンク!』はこの人が小説家になる前にやっていた銀行で働いていた、ということで銀行の話である。
そう、銀行でお勤めしていたということで、うらやましい限りなのだ。(嫉妬)
で、前置きが長くなってしまったのでこの本の感想を、と入る前に、過去の作品と僕の出会いついてちょっと触れたい。
この作者高村透さんは以前、電撃文庫でいくつかの本を出していたようだけど、僕が最初にこの作者を読んだのは、去年の一月の話。この作者のメディアワークス文庫の一作目となる『逃げろ。』だった。内容についてはここでは触れないが、そこそこ面白かった。面白かったのだが、それ以上に文体が凄く良かった。この作者は何が違うとも簡単に云えないけど、読めばこの人だと分かるような独特のキャラ同士の掛け合いを持っていた。なのでこの頃は内容重視で言っても良いけど、文章の綺麗さ重視でもっと抽象的に内容にすれば芥川賞を狙えるんじゃないかと結構期待していた。
そして二作目の『金星で待ってる』。これは一人称『僕』視点で会話中心で書かれていたから中々良かったのだけど、何分メディアワークス文庫。文芸雑誌ではないので、青春っぽくしたりラストをハッピーエンドにしたり、ちょっと無理な感じがして、あぁこれじゃないのになぁ、なんて少し残念に思った。
そして今回の三作目『バンク!』(やっとここから感想)。
実は発売していたことに気づいていたけど、最初はあらすじだけ読んでスル―していた。パッと見で分かる、銀行の社内で起こる犯罪を中心とした連作の推理モノ。『推理はディナーの後で』だとか『ビブリア』なんかを浮かべて見れば分かると思う。この手の小説に求められるのは文体ではなく、濃いキャラ作りと誰でも納得できるような推理、そして何より誰でも簡単に読める文章力だ。だから、あー、メディアワークス文庫、違うよ、この作者の魅力はこっちじゃないよ、と思いながらそのまま棚に戻していた。
で時間が経ち、ふとしたきっかけで何となく読んでみたら、ビックリ。

これは、これは、面白いぞーーー!!!

ちゃんとその手の小説のツボをしっかり押さえているのだ。一癖二癖ある濃いキャラクター達、ちゃんとした推理。しかも、銀行の仕組みもちゃんと説明しているっ。文章についてもこの人の魅力を保ちつつ、軽く読めるようになっていた。そしてタイトルにもあるコンプライアンスに対するメッセージ。この作者、めっちゃ器用やん!!
読み終わったときの感想は、これドラマ化すれば絶対うける、それっくらいに良かったでした。
ただ少し言えば、図ありきでも部内の関わりがちょっと分かり辛かった。
でもでも、それをなくしても全然面白く、二巻が出るなら是非是非買いたいと思いました。


と、ちょっと久々で思うままに書いたら結構な文章量になってしまったんで、ここで一旦今日は終わり。残り七冊くらいはまた次に

では!!


9c8bc602.jpeg もう少し色整えたり、効果入れたり、背景どうにかします。。。そうしたい。

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プロフィール
HN:
川島ラタ
年齢:
37
HP:
性別:
男性
誕生日:
1986/05/30
職業:
大学生
趣味:
哲学的妄想
自己紹介:
同人サークル『あす☆なろ』の相方兼、『あす☆なろ』サイト、Cro.netの運営をやってます。
あと絵とかだらだら描きます
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