倒れるとしても前のめりだ、

　いつもふと、その目標を思い出すと、少し自分が嫌になって、まわりの皆がなんか歪んで見えて、なんか悲しくなる。
昔、というほど昔でも無く、いつからか何となく思ってた目標

一つに、忙しいことを言い訳にしない。忙しいから、かと言わない。
二つに、不幸自慢はしない。

中々に困難な目標だ。それでいて、僕はどっちの目標にも背を向けてもうダッシュしている。
だって、忙しいだもの、仕方ないじゃない。
人に優しく、なんて子供の頃に教わるけれど、優しくするどころか、自分のことで精一杯で、忙しいだなんだって不幸話をばら撒いて、相手を不快にさせてる気がする。なんて、身勝手な大人になってしまったものだ。
でもこういうの、不幸なこととか、忙しいこと、人に話すと旨がスッとする。「それは大変だね」って言って貰えると報われた気がする。
だから、忙しいときは忙しい。不幸なものは不幸だ。仕方ないよ。
でも、少しの余裕を作って「それは大変だったね」苦も無く言える人になりたい。
簡単そうで難しいよ。大体ボクなんかみたいな人は、そんなことでって、俺の方がもっと大変なんだぞって、「俺なんかね」って直に相手の話を自分の不幸話で上書きしてしまうんだからさ。